緊急事態宣言でなかなかお外に出れない今日この頃、お家で電子工作に励んでおります@yawa2takoです。今回はアルミケースをAliexpressで購入してみましたので、レビューしたいと思います。
なぜこれにしたか
たかじん(@TakazineZone)様が開発された HPA-1000 というヘッドホンアンプを入れるためのケースがほしいと思い、以下のような要件を満たすアルミケースを探しました。
- ボリュームや入出力の穴が開いている。かつ430mmの横幅を備えていること
- 高さ60~70mm 以上。大容量のケミコンやトロイダルトランスが配置できること(例えば、推奨トランスであるHDB-80など。)
- フルアルミ製だとハイエンド機器っぽい趣が出るのでなおよい
たかじん様は、タカチのOS88-26-43SS をお勧めされており、これを使うのが間違いないと思います。
しかしあまのじゃくな私はちょっと面白そうなケースを物色してみることにしました。
結論から言うと、細かいことに目をつぶれれば 買って正解!です。
買ったもの
AliExpress.com Product – 425*313* 70mm WA12 Aluminum Amplifier chassis Tube Amplifier Pre-amplifier Case AMP Enclosure Case DIY boxです。寸法は以下のような感じです。
横:425mm
縦:313mm
高 : 70mm(インシュレーター部含まず)
シャーシ自体はなんと5800円ぐらいと激安なんですが、送料が4000円以上かかるので結果1万円強ぐらいのお値段になります。
正直タカチとお値段ほとんど変わらない…
でも面白そうだから…で人柱になってみました。
届いたブツをご紹介
梱包
どーんとごちゃごちゃの梱包材で届きました。
段ボール自体は黄色いテープでぐるぐる巻きに…まぁAliで買うとよくある感じです。
フロントパネル&バックパネル
まず、フロントパネルと、バックパネルに相当する部分です。
バックパネルには、RCA入力や電源のインレットを取り付けできるように加工がなされており、非常に助かります。
なんとフロントパネルの厚さは7mm近くもありました!
(加工が大変であるというデメリットでもあります)
天板、サイドパネル+α
底板、天板は黒く塗装されています。左側が底板なのですが、ここに付属のインシュレーターがはまるようになっており、ねじ止めできます。
この謎の部品は、筐体内の仕切りをするために使います。
(この部品はエッジの加工がされておらず手を切りそうなので注意)
穴から配線を通せるようになっています。
アクセサリー類
インシュレーター、ボリューム(アルミ無垢)、インレット、ねじ、電源スイッチ
などが無造作に詰め込まれています。
組み立ててみた
フロントパネル以外を組み立てるとこんな感じです。ねじ袋の中に使用するねじが無造作に入っているので、自分でどのネジを使用すべきか判断する必要があります。
なおこの画像ではインシュレーターは裏表逆向きに付けています。
この画像でインシュレーターが設置されている箇所は避けて、穴あけをするとよいでしょう。(なぜなら、この箇所はインシュレーターが邪魔になって穴をあけてもねじ止めできないからです)
最終的にトロイダルトランスも含めてこんな感じで基板や部品を配置できました。
この基板結構トランスのハムノイズに敏感なようなので、この内部の仕切りがシールド的な働きをしているかもしれません。
全部組み立てるとこんな感じです
分厚いアルミ製のヘッドホンアンプ…よき…
BursonAudioみたいな質感だね。
まとめ
- 総じてHPA-1000 + PRT-03 のヘッドフォンアンプを作るのにはいい感じ
- 分厚いアルミ製で質感がよく、高級感在り
- 加工の粗さや梱包の適当さなどは見受けられるが、強度なども十分(ケガだけは気を付けてください…)
ちなみに、HPA-1000そのものの製作記事はまた後で書こうと思います。
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