低温調理器を使ってみました。巷の記事でおススメされているコンテナだけでなく、パスタポットでも意外とうまくできたので使い勝手も含めてレポートです。
低温調理とは?
食材をある一定の温度で湯煎する調理方法です。
タンパク質は加熱により変性し固くなりますが、そこまでいかないぐらいの絶妙な温度で調理することで柔らか~~な触感が楽しめます。
「食材をある一定の温度で調理」するのは、人力では難しいです。
そこでこの工程を自動化するための機材が ANOVA や BONIQ となります。
これがやりたくて買った
お家でうまうまサラダチキンを食いたい!!
必要なもの
- 食材(食中毒のリスクが高いので、新鮮なものを使ってください)
- Ziploc、適当な袋
ジップロックの使いまわしは食中毒防止の観点からしないほうがよいと思います。食品が入れられる安い袋でも構わないです。ただ空気をうまく出せないと食材が浮かんできてしまうので、その点でジップロックはやはりおすすめです。
- 低温調理器(ANOVAや、BONIQなど)
今買うならこれが間違いないと思います。アイリスオーヤマなど他社からも類似の商品が出てますが、音がうるさいとか大きいとか、いくつかの問題があります。
- 適度な深さの鍋
湯煎するために、ANOVAを固定できるだけの深さを持った鍋が必要です。
ANOVAは水位が一定以下の場合動作しません。
ネット上の情報だと、コンテナを用意する旨記載されているのですが、
個人的にはANOVA用にわざわざコンテナを用意するのは微妙だと思ったので、
汎用的に使える深めの鍋を購入しました。
パスタポットなので、麺類をゆでる時にも重宝してます。つくりも非常にしっかりしていてオススメ。
安価なものでは以下がおすすめのようです。
使い方
マッスルグリルで紹介されている「タンドリーチキン風サラダチキン」をやってみた様子です。詳細は動画を見たほうがわかりやすいかも。
1.ANOVAの準備
ANOVAのAppをスマホにインストールし、画面の指示に従ってBluetoothで接続します。Anovaを鍋に装着します。モデルによって装着方法が異なりますので詳細はANOVA公式サイトを参照ください。
2.食材の準備
カレー粉とヨーグルトをジップロックにぶち込んで、チキンと一緒にもみこんでおきます。まんべんなくチキンになじめば、分量は適当で大丈夫です。
もみこんだあと、チキンは冷蔵庫で1時間程度寝かしておくとなおよいです。
3. 調理
ANOVAを装着した鍋に水を張ります。
設定を 62℃ 1時間 に設定して、「Start anova」ボタンをタップしてスタートします。
鍋の水位が足らないとANOVA君が「ピーーーーーーーーーーーー」と叫び続けますので、
その場合には鍋に十分な水が入っているかを確認してください。
※ちなみに空焚き防止のための機能のようです。
動作開始すると「ウィーン」という音とともに鍋の水が撹拌されながら、水温が上がっていきます。
水温が指定した温度になると、ANOVA君が「ピッ」と鳴って教えてくれます。
この状態になったら、鍋に先ほどの2.で仕込んだ食材の入った袋を入れます。
このとき、空気をなるべく抜き真空な状態になるようにしましょう。あまり神経質になる必要はなく浮き上がったりしてこなければ大丈夫です。
設定時間が経過したら、ANOVA君が「ピッピッ」と定期的に鳴って教えてくれます。
袋を取り出して、必要なら包丁で切って、中身を皿に盛り付けましょう。
もっと手抜きする
こんな感じで、真空パッケージされている鶏肉をこのままぶち込んじゃってもおいしくできました。(ちょっと体に悪そうですが…)
もはや普通に料理するより楽です!
疲れて自炊はしたくないけどコンビニのサラダチキンじゃなぁ…という時にどうぞ。
他にもこんなん作りました
うまくいった設定はAnovaのAppに保存しておくと便利です。
鶏レバー・ハツ
設定: 63℃、45分
牛乳に漬けたり、ハツから血を抜いたり、下処理が大変ですが完全にレバーパテのような形に仕上がります。パンと一緒に食べるとおいしい。
ステーキ
設定: 54℃、1時間 (厚みによって変わります)
調理後、最後に表面を軽く焼きます。焼きすぎないことが重要ぽいです。
ミキュイ(食中毒に注意!)
設定: 43℃、1時間
サーモンの刺身(必ず刺身用で!!)をオリーブオイルとタイムと一緒に漬け込みます。めんつゆや醤油などの塩分ももお好みで入れておきます。
”生の鮭フレーク” みたいな、不思議な食感になります。
タイムの香りで高級な料理を食べている気分( ^ω^)・・・
まとめ
ANOVAと適当な深めの鍋があれば、誰でも失敗せずに調理できるからやってみてね!
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