容量・速度の異なるストレージを活用してRAIDが組める「Beyond RAID」を搭載した、drobo(ドロボ) 製HDDケースの分解メモです。ねじの数も少なくて比較的メンテナンス性は高そうでした!
drobo社は倒産してしまったので、公式の情報がなかなか取れない状況ですよね…。末永く使うためのご参考になれば。
分解
各種カバーの取り外し
- まずは、下記のフロントカバーを取り外します(磁石でくっついているだけです)
- 筐体の底にある4つのネジを外します。ネジとの間に挟まっているゴム足が外れ、本体を覆っている金属製のカバーが取り外せるようになります。
- バックパネルにあるカバーを取り外します。これは、再度に爪でハマっているだけなので大きめのマイナスドライバーなどを使うことで簡単に取り外すことができます。
カバー取り外す前の状態:
取り外した時の様子:
ファンと上部シャーシの取り外し
図は本体を横から見た状態です。ファンと上部シャーシがねじ止めされているねじ(図のオレンジ)を外します。反対側のねじも同様に外しましょう。
2つのシャーシがかみ合った構造になっていますので、ファンが装着されているシャーシを横にずらしながら上に持ち上げて外していきます。なおこの時、2つ接続されているコネクタを外しながら分解していきます。
コネクタが接続されたまま強引に引っ張ると取れてしまったりするので、気を付けてね!
こちらが、電源スイッチと接続されるコネクタで、筐体底面側にあります。
もう一方が、ファンと接続されるコネクタで、筐体の上部側にあります。
上部シャーシ&ファンが取り外し終わった様子がこちらです。
ドライブベイの取り外し
ドライブベイはすべてプラスチックパーツで、ねじで止まっていませんので簡単に取り外すことができます。シャーシとは爪で固定されていますので、筐体の上部・サイドの爪(筐体側も含め図のオレンジ色の部分)を押し込んで引っかからないようにしてから、外していきます。
この時、同時に筐体下部にあるインジゲーターのプラ部品を曲げないように注意してください。
最終的にこのように2つに分解できます。
ボトムシャーシの分解
ボトムシャーシの全体像がこちらです。底面にあるマザーボード(シールドの下にある)に、
ドライブと接続するSATA基板が縦に接続されています。
まずはこのSATA基板を取り外すために、この基板とシャーシを接続しているねじを外していきます。
場所は以下の図で示したオレンジの箇所になります。反対側のねじも同じように外しましょう。
SATA基板はコネクタに挿し込まれているだけの状態ですので、上に引っ張れば抜けます。
SATA基板は小さいシャーシにねじ止めされている状態です。
マザーボードのついているシールドは図のオレンジ色で示したところのねじを取り外せばOKです。
残りの2つのねじも外せば、基板とシャーシが完全に分解できます。
各種基板の写真
マザーボード
表面
読み取れる範囲で主なICチップの名前を記載しておきます。
- XC5VLX20T(Xilinx社のFPGA、Virtex-5シリーズ)
- 88SX7042-BDU1(Marvell社のSATAコントローラー)
- S29GL256P11TFI01(Spansion社のFlashメモリ、256Mbit)
- H5PS5162FFR(hynix社のDDR2メモリ、512Mb× 4)
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