Ruckus(ラッカス)の無線LANアクセスポイントを「とりあえず使えるようにする」手順を、世界一わかりやすく解説します。
当シリーズの機器は設定にクセがあるので、お悩みの方の解決につながれば。
Ruckus(ラッカス)とは
Ruckus(ラッカス) Networksとは、CommScope社が販売するエンタープライズ向けネットワーク機器のブランドです。
下記リンク先で説明されているように、「通信可能範囲が広い」「電波干渉に強い」特長があります。
https://www.mki.co.jp/lp/ruckus/
自宅環境での所感
私もRuckus ZoneFlex R500 / R710 を購入し、その安定性/スピード/通信可能範囲の広さに満足しています。
どのくらい良くなったかを説明しますと、私の住環境では、評判の良い
を導入しても、無線LANから死角になる場所で接続が切れたり、極端に遅くなる状態でした。
しかしRuckus R710 に変えたところ、死角でも有線に匹敵する性能が出るようになりました。
(もちろん機種ごとに違うんでしょうが)あのCiscoより断然安定&高速なのが驚き!
使い方に一癖あり
ただしRuckusにも唯一欠点があります。それは、古いファームウェアの場合、設定方法にクセがあることです。
この問題を解決する為、本記事では先に新しい(Unleashed版)ファームウェアを導入する手順を紹介します。
導入方法
大まかにいうと以下の手順を踏みます。
- ファームウェアを、最新バージョンへアップデート
- 設定用アクセスポイントに接続し、設定
ファームウェアのアップデート
手順の詳細を別記事にまとめています。
設定用アクセスポイントへ接続し、設定
アップデートが終わり本体を再起動すると、自動で「Configure.Me-」と記載された設定用のアクセスポイントが立ちます。このアクセスポイントに接続します(パスワードは不要です)
もし「Configure.Me-」と記載されたアクセスポイントが立っていない場合には、以下の手順に従ってRESETを試してみてください。
- 電源が入った状態で、RESETボタンを10s以上おす
- PWRインジゲーターが赤色に点滅し始めたら手を離す
- 再度PWR インジゲーターが緑色になるまで待つ
接続後、unleashed.ruckuswireless.comへアクセスします。
下記の表示がでますので「詳細設定」をクリックした後、下に表れるunleashed.ruckuswireless.com にアクセスする」をクリックします。
インストールウィザードが表示されますので指示に従って設定していきます。
まずはTypical Install でOKです。ついでに一番上の「language」も日本語に設定しておきましょう。(以降この設定を日本語にしたものとして説明していきます)
まず、「名前:」欄に適当な名前を入力します。ちなみにこれはSSIDとは特に関係ありません。
国コードもJapanに変更しておきます。
次に、IPの設定をします。特にこのまま先に進んで問題ありませんが、アクセスポイントに固定のIPを振りたい場合には手動をクリックして設定します。
(本ウィザードによる設定後もunleashed.ruckuswireless.com にアクセスすれば管理画面へのログインが可能なので、DHCPで困ることは少ないと思います。)
SSIDの設定をします。「名前」のところに設定したいSSIDの名前を、パスワード保護の下にアクセスポイントへ接続するためのパスワードを設定します。
管理画面へログインする際のユーザー名とパスワードを設定します。
先ほどまでに設定した内容の確認です。OKなら「終了」ボタンを押して終わりにしましょう。
念を押されますが「OK」をクリック
設定中の旨が表示されるので待ちます。
終わると以下の表示になります。
この段階で初めて、インターネットにつながっているLANケーブルを接続します!!
設定したSSIDのアクセスポイントに接続できること、インターネットに接続できることを確認し終了です。お疲れさまでした^^
おわりに
Ruckusの機器、今まで扱ってきたどのアクセスポイントよりもおススメできるのに、一般人には名前が知られていません。もっと知られてほしい…。
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