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電球のLED化完全マニュアル!節電効果も計算してみた

電気代の高騰に困っている皆様へ。

節電対策にもなるダウンライト照明のLED化について「選び方」「交換方法」「節電効果」の観点でまとめました!

感電ややけどによるケガのリスクがあります。注意の上自己責任で作業してください。
当記事の情報により負った損害や障害について筆者は責任を負いません。

目次

LED化とは?

LED電球のメリット

電気代が安い(エネルギー効率が高い)

LED電球は従来の白熱電球や蛍光灯に比べ、同じ明るさを実現するために必要な電力が少ないです。
白熱電球との比較ではなんと約85%も少なくなります。

電力消費が少ないので電気代が安くなり、当然省エネでもありいいことだらけです。

暑がりワニ

従来の電球は、電気のほとんどを熱として垂れ流している感じです…

長寿命

LED電球の寿命は非常に長く、一般的に25,000~50,000時間とされています。これは、白熱電球の寿命(約1,000~2,000時間)や蛍光灯の寿命(約10,000時間)と比べ非常に長いです。

従って電球の交換回数が減るので、時間的にも金銭的にもコストパフォーマンスが高いです。

いろいろな色が選べる

LED電球は色の選択肢がいくつかあり、好みや部屋の雰囲気に合わせて選べます。

賃貸マンションの照明(ダウンライト)は電球が多い

賃貸マンションの照明(特にダウンライト)に電球が使われている場合、上記の理由から必要以上の電気代がかかっているかもしれません。

暑がりワニ

LED化、本当にやらない理由がないんだよねぇ…

そこで、本記事ではLED電球への交換作業を「どうやって製品を選んで」「どうやって取り変え」「どのぐらいの効果があったのか」の3段階でまとめました。

LED電球の選び方

口金の種類を確認する

写真の様に、ライトの周りに「ミニクリプトンレフ電球 50Wまで E-17 110V」といった記載があります。


この記載から、「E17」口金のLEDライトを選べばよいとわかります。

交換する電球と近い仕様のモノを選ぶ

交換する電球の型番がわかる場合は、検索すると詳細な仕様を見ることができます。

例えば、この写真の例では型番が「JDR110V40W」だとわかるので、これで検索します。

するとPanasonicの製品情報ページが出てきます。この情報をもとに、近い仕様のLEDライトを選定します。

以下の画像は上記のページを抜粋したものですが、注目すべきポイントを4つほど挙げておきます。

特に①、②は最重要。③、④はいくつかのメーカーの製品を比較するときに重要です。

①口金

しつこいですが、必ず交換したい電球と同じ口金のLED電球を選びます。

②定格消費電力

LED電球の「~形相当」、「~W相当」とは、
消費電力~Wぐらいの電球と同じくらいの明るさだよ」という意味です。

従って、交換したい電球の定格消費電力が40Wなら、「40形相当」を選びます。

③ 全光束

明るさを示す値です。この値が同等以上となるLEDライトを選定するとよいでしょう。

④ 色温度

光の色合いを示す値で、電球色の場合およそ3000度(3000K)程度になります。
交換したい電球と色温度が近いLEDライトを選定すると、交換したときの違和感が少ないでしょう。
(メーカーごとに同じ「電球色」でも違いがあります)

例:Panasonic JDR 110V 40W

実例

賃貸マンションによくある3種類について、以下に切り替えて使用しています。

E17口金

場所:リビング・廊下・浴室内など

交換前(左):理研 ミニレフ球 40W R45E17?

交換後(右):LDA4L-G-E17-4T62P

その他、写真にないですが LDA4L-E17-G/LCV1X2 なども使用しました。

E11口金

場所:トイレ、キッチン、洗面台 など

中角型と呼ばれるもののようです。

交換前(左):Panasonic JDR 110V 40W

交換後(右):オーム電機 LDR5L-M-E11

G4口金

場所:コンロのすぐ上。

これは「ハロゲンライト」と呼ばれるタイプで、通常の電球と同様に交換できるLEDが存在します。小型でなため狭い場所に使われていることが多いので、交換するLEDの大きさが問題ないか、要確認です。

交換前(左):OSRAM 64415S(J12V10W-AXS) ?

交換後(右):OSRAM LED STAR PIN 20

LED電球への交換方法

必ずスイッチをOFF(できればブレーカーを落とす)にし、
電球の熱が冷めるのを待ってから作業する。

感電ややけどを防ぐ意味でも最重要ポイントですので必ず守りましょう。(やけどするほどの熱が出ていたということでもあります)

これさえ守れば交換自体は簡単で、
まず天井にある電球をつかんで半時計方向に回すことで元の電球を取り外します。

とりはずすとこのような感じになります。

次に新しいLED電球を時計回りに回しながら押し込むことで設置完了です。

暑がりワニ

ネジとほとんど同じ要領です。簡単。高所での作業になりがちなので注意してね。

電気代削減効果

私の住んでいるマンションで、電球をLEDに変えることで電気代が年間どのぐらい変わるかを計算しました。

スペック:2LDK、68㎡、2000年代後半に建てられたマンション

条件:1日8hの前提で、白熱電球からLED電球に変えたとして計算
2023年6月現在の公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会新電力料金目安単価:31kWh/kWh

E17口金:14か所
  • 白熱電球:40W × 14 =560W
  • LED電球:3.9W × 14 = 54.6W
  • 年間での消費量の差:(560-54.6)×8時間×365日 = 1476kWh
E11口金:4か所
  • 白熱電球:40W × 4 =160W
  • LED電球:4.6W × 4 = 18.4W
  • 年間での消費量の差:(160-18.4)×8時間×365日 = 413kWh
G4口金:2か所
  • ハロゲンランプ:10W × 2 = 20W
  • LEDランプ 1.8W × 2 = 3.6W
  • 年間での消費量の差:(20-3.6)×8時間×365日 = 48kWh

合計:(1476 + 413 + 48)kWh × 31円/kWh = 60047円

以上、最大で年間6万円近くも!効果がありそうです。
さらにLED電球は長寿命なため買い替え頻度が少なくなることによる節約効果も期待されます。

使い勝手や光量について悪化したり不便になったりする点は全くありません。素晴らしくないですか?

おわりに

最近のマンションはダウンライトなど凝った照明がたくさんついていて、見た目はきれいですが電気代の観点で問題があるかもしれません。
もし電球のままの箇所があれば、できる範囲で試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

エンジニアの私が大好きな、ガジェット/オーディオ機器 のレビュー&自作 を中心に
日々の生活におけるお役立ち備忘録を目指します。

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