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メタルキートップの自作キーボード作ってみた。(キーキャップ加工編)

目次

はじめに

製作例の少ないメタルキートップの自作キーボードを作りました。
この記事ではキーキャップの加工についてまとめ、
本体の製作については別記事にまとめる予定です。

目標イメージ

これです。美しくないですか?!

引用:imgur Full Metal Poker II

これをなるべく安くやりたかったのですが…最近(2021年06月)は以下のように残念な状況です。

  • 金属製のキーキャップが国内通販ではほとんど売ってない
  • Aliexpress等でも流通しているものの、かなりいいお値段
    (例えば、9個入りで$36~)

しかし投げ売られているアルミ製キーキャップを発見したので、これを加工して使ってみました。

今のところ、9個入りでなんと500円(以前は380円のところも)。
109-keysのフルキーボードでも5~6000円ぐらいあればできそうです(特殊キーはいじれませんが)。

必要なもの

機材

  • ミニルーター
    磨き、削りの作業効率がめちゃくちゃアップします。
    お金を掛けたくない場合には、紙やすりでもOK。
  • 紙やすり
    粗い目~細かい目まで用意しておくとよいです。
  • 金属磨き剤
    表面を鏡面加工にするのに使います。微量しか使わないので、なるべく小さいサイズの物を入手しましょう。ピカールが定番です。

キーボード本体

先ほど紹介したキーキャップを装着できるキーボード本体が必要です。
つまり、Cherry製またはCherry互換のメカニカルキースイッチを使用している必要があります。既製品ならFILCOのMajestouchとか。

キースイッチ側はこの形
キーキャップ側も同じ形をしています。
暑がりワニ

自作キーボード製作用に出回っているメカニカルキースイッチのほとんどはこの形なのであまり心配する必要はないですが、念のため確認しておきましょう。

キーキャップを加工する

オリジナルの状態です。

ゴールド、っていうか黄色…

まず、ミニルーターでざっと表面を削ります。

ミニルーター付属のやすりパーツ(ドレメル サンディングバンド #407)を使いました
ざっくり磨いたところ。
面白いので黄色の塗装は残してみました。

その後、より細かい目の紙やすりで削ります。
ここをしっかりやっておくと、鏡面加工がきれいに仕上がります。

暑がりワニ

私は横着してこの工程を省略してしまいました。
省略してしまうと鏡面加工にはならず、
ヘアライン仕上げのような、無骨な印象になります。
(それはそれでよい)


次に、金属磨き(ピカール)をほんのちょっと(米半粒ぐらい)だけ付けて、磨きます。
磨き終わると、こんな感じ。

自分が納得できるレベルでピカピカにします。

キー表面の印字がありませんので、必要な場合はキートップシールを貼ります。
この時、汚れや油分があるとはがれやすくなるのでアルコールで入念に清掃しておきましょう。


キートップシールをはったら、出来上がりです。

キートップシールを張った直後の状態。表面に張り付くまで待ってから、
シート表面をはがすと、文字の部分だけが残ります

完成したものと感想

作成した自作キーボードに装着してみた様子がこちらです。
冒頭に紹介したような美しさは出せてませんが、唯一無二のブツに仕上がりました。

(一部の特殊キーは、SA ”Lime” Keysetというキーキャップを使用)

また想定外だったのですが、
見た目だけでなく使用感も通常のキーキャップを使ったキーボードからだいぶ変わります。

  • 打鍵音がメカメカしくなる
  • 打鍵感が変わる
    スイッチの反動(タクタイル感)が直に指に来る感じです。ABS製のキーキャップ等と比較して、打鍵感がはっきりとして、個人的には好ましい変化でした。

おわりに

時間はかかりますが、安く試せるのでぜひやってみてください!
(いろいろな意味で)面白いキーボードになりますよw

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この記事を書いた人

エンジニアの私が大好きな、ガジェット/オーディオ機器 のレビュー&自作 を中心に
日々の生活におけるお役立ち備忘録を目指します。

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