追記:いただいたコメントをもとに大幅加筆修正しました!
Edition シリーズのイヤーパッド入手は難しい!
Edition 12 の純正イヤーパッドは非常に高い上(2万)、販売終了しています。https://ultrasone.com/product/edition-12-ear-pads/?lang=en

追記:
Edition 12には、Edition 11用のイヤーパッド を装着できるようです。
(販売サイトに「Fits for Edition eleven and Edition 12」と記載あり)
とはいえ国内での販売店が少なく、公式サイト上でもすぐに売り切れる為入手性が悪いです。
価格も相変わらず高い。
さらに、Edition 10、Edition 11、Edition 12用イヤーパッドの互換品は、国内はもちろん中華系の通販サイトにも存在しないようです。
このような状況のため、イヤーパットの劣化が気になるだけであれば、Edition12でも検証済の
を使うことをおススメします。
しかし、
- そもそもイヤーパッドが付いてなかった
- イヤーパッドそのものを丸ごととっかえて使いたい
方向けに、Edition12 純正イヤーパッドの代わりにつかえる製品がないか、検討しました。
(現段階の)結論!
- φ100mm 程度のイヤーパッドを用意
- 「STAXのイヤーパッド貼付シール」を使って貼り付け
手順
まずは、Edition 12にもともとついていたイヤーパッドを取り外します。

イヤーパッドの入手
下記要件を満たすイヤーパッドを入手します。
- 形状は、直径10cm の真円
- 両面テープで貼り付けられる形状
- (できれば)オリジナルと同じマイクロベロア
いくつか試した結果、下記のHiFiMAN用イヤーパッドを強くオススメします。リーズナブルかつ貼り付けやすいです。
サウンドハウスのK712 互換イヤーパッドは、作りがしっかりしていて装着感も良好です。しかしサイズが大きくはみ出る、余計なスポンジがついていて汚い、装着時に前後があるので間違えると詰む、など難点があります。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/282310/
さらに安く済ませるなら下記のような適当な直径10cmのイヤーパッドを使用してもよいと思います。がベロアでない為見た目が大きく変わってしまいます。
以下、冒頭にあげた「HiFiMAN用のイヤーパッド」を使う前提で記載します。
イヤーパッドの加工
HiFiMAN用のイヤーパッドを使用する場合、画像のオレンジ色の丸で示す不要なツメを必ずニッパー等で削り取っておきます。これをしておかないと両面テープで本体に貼り付けることができません。


イヤーパッドの貼り付け
イヤーパッドを、両面テープを使い本体に貼り付けます。両面テープはSTAXのイヤーパッド貼り付けシールを用います(通常の市販品(後述)ではすぐ剥がれるので注意!)。
私が試したのは下記「EP-507、EP-234用シール(ペア)」です。1枚あれば十分だと思います。
https://stax.stores.jp/items/5d7b4c18d0f25651d1c9a2b5
この両面テープ(画像)は、当然ながらSTAXのイヤースピーカー用の形状になっている為、

これを細かく切って、下記純正イヤーパッド(画像)のようにイヤーパッドに円状に貼り付けます。幅は1cm弱にしましょう。

この状態を作ったら、もう片方を剥がして、ハウジングに押し付けるようにして貼り付けます。
(参考)試行錯誤の履歴
直径の近い他社製品
YaxiのWebサイトに、各モデルのイヤーパッド直径が記載されており参考になります。これらの機種のイヤーパッドであれば、そのまま使える可能性が高いと思われます。
- K712
https://www.yaxi.jp/product-gallery/k712-q701/
- ATH-AD2000
https://www.yaxi.jp/product-gallery/a2000z-ad2000x/
両面テープの選定
述べたように、オレンジで示した外側1cmはドライバが見えない為、両面テープを貼り付けても問題ないはずです。

下記のように、両面テープを切って並べ、貼り付けました。


一時的にくっつきますし音質的にも良好なのですが、数時間後には自然に剥がれてしまいます。「超強力!」「ハイパワー」と謳う下記製品を全て試しましたが、同様の結果でした。
(参考)純正イヤーパッドの仕様
純正品も入手して、仕様を確認しました。

寸法
- 接着面の直径:約98mm
- 両面テープの幅:約9mm
両面テープ
- Lohmann GmbH & Co. KG 社の「duploCOLL」シリーズ
- duplocoll シリーズの中でLSE表記があるのは以下の3つ
- DuploCOLL 50001 LSE(厚み:1.06mm、カタログ中のFabric向き度:記載なし)
- DuploCOLL 5003 LSE(厚み:0.88mm、Fabric向き度:★)
- DuploCOLL 2742 LSE(厚み:0.23mm、Fabric向き度:★★)
実物は0.5~0.9mm程度の厚さのため、DuploCOLL 5003 LSEの可能性が高いです。
参考URL
- https://www.lohmann-tapes.com/files_db/1645784590,6607__6.pdf
- https://www.lohmann-tapes.com/files_db/1642585092,8929__6.pdf
- https://substratec.com/en/dl/d4ca8d60-b221-4f5f-9bef-3ad87ce10e94/substratec-lohmann-TDS-DuploCOLL-50001-lse-en.pdf
コメント
コメント一覧 (3件)
STAX用の両面テープはどうでしょう?公式通販で買えます。
ありがとうございます!
そのアイデアは無かったですね。やってみます!!
STAX用の両面テープ試してみました。
剥がれたりせずいい感じです!ありがとうございました!